空飛ぶ船は癒し舟

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グリホサートについて(1)~なぜ注目されるのか?

グリホサートについて

なんか気になったんで調べてみた。

トムソン 液体除草剤 グリホサート 500ml 

グリホサートに発がん性の恐れ

2015年3月24日付の日経新聞に、

「米モンサント開発の除草剤に

発がん性の恐れ」というニュース。

 

要約するとこんな感じ。

 

・国際がん研究機関(IARC)は、

グリホサートに発がん性の恐れ

があるとする報告書を公表

(2015年3月23日)

 

 ・グリホサートは

「人に対する発がん性が恐らくある」

ことを示す「2A」に。

 

 

・グリホサートは除草剤

ラウンドアップ」の主成分。

 

・多くの国で使われている一方、

安全性を懸念する声も強い。

 

モンサントは以下のよう反論。

「グリホサートは人の健康に安全だ」

 

発がん性だと? 

このニュースを読むと

発がん性だと?と

色めきたってしまいそうだが

まぁ、落ちつこう。

 

2Aってなんだ?

グリホサートは

発がん性分類の2Aに

登録された訳だが

 

発がん性分類とはこれのこと↓

IARCによる発がん性の分類は、人に対する発がん性があるかどうかの「根拠の強さ」を示すものです。物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。

国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について:農林水産省より

 

発がん性の

強さじゃない!

って点を押さえておこう。

 

あくまで研究によって

どれだけ確固たる根拠が

示されたかなんだ。

 

つまり発がん性の有無と

その根拠の強さが分かるリスト

なんだなこれは。

 

例えば、たばこに

発がん性物質

含まれているのは

周知の事実。

 

そのタバコは

発がん性グループ1にランク。

十分な証拠があるってことだね。

 

グリホサートは

たばこより一つ下のランク。

根拠がまだ不十分って感じ。

色で言うとグレー。

 

最近では

グリホサートそのものより

 

一緒に使われている 

界面活性剤の方が毒性高いかも

なんて言われていたりもするよ。

 

※国際がん研究機関(IARC)の概要と

IARC発がん性分類についてはこちらを↓

国際がん研究機関(IARC)の概要とIARC発がん性分類について:農林水産省

 

IARCのレポートを確認してみた。

上記ニュースの元ネタである

IARCのレポートを確認してみよう。

こちら↓

2015年3月20日 IARCモノグラフ112巻:5種類の有機リン系殺虫剤および除草剤

http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/MonographVolume112.pdf

 

このレポートは、

グリホサートを含む5種の

有機リン系殺虫剤および

除草剤の発がん性について

報告したものだ。

 

これによると

5種の殺虫剤および

除草剤の発がん性は

以下のように分類されている。

 

2A 「人に対する発がん性が恐らくある」

除草剤 グリホサート

殺虫剤マラチオン

ジアジノン

  

2B 「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」

・殺虫剤テトラクロルビホン

・殺虫剤パラチオン

 

 個人的な疑問

この5種の中で

なんでグリホサートだけが

ニュースになった?

 

その答えは次の

農薬の使用状況に

ヒントがありそう。

 

これらの農薬の使用状況について*1

以下グーグル翻訳まま。

テトラクロレンホスフォ(2B)

・テトラクロレンホスフォは

欧州連合で禁止されています。

 

米国では、家畜や家畜に

使用され続けています。

 

ペットのノミの襟を含む

コンパニオンアニマル。

 

他の国での使用に関する情報は

ありませんでした。

 

パラチオン (2B)

・パラチオン使用は

1980年代以来厳しく制限されている。

 

承認されたすべての使用は、

2003年までに欧州連合(EU)

と米国に渡る。

 

マラチオン (2A)

・マラチオンは、現在、

農業、公衆衛生、および住宅の

昆虫制御に使用されています。

 

それは続けている 世界中の

大量生産されています。

 

労働者は、使用中に

暴露される可能性があります。

マラチオンの生産。

 

一般住民への曝露は低く、

主に住居を通じて発生する

噴霧された区域の近くで、

家庭での使用、および食事。

 

ジアジノン (2A)

・ジアジノンは、農業で、

家庭や園芸の昆虫の防除に

応用されています。

 

生産量 2006年以降、

米国と欧州の規制により

比較的低く、さらに

減少している 連合。

 

これらの農薬の

他の国での使用に関しては、

限られた情報しか入手できなかった。

 

グリホサート (2A)

・グリホサートは現在、

すべての除草剤の生産量が

世界最高です。

 

最大の使用 世界中で

農業が行われています。

 

グリホサートの農業利用は、

グリホサートに耐性となるように

遺伝子組換えされた作物の開発

 

グリホサートはまた、林業、都市

および家庭の用途にも使用されている。

 

グリホサートは、 噴霧中、

水中、および食物中の空気。

 

一般住民は主に住居を通じて

暴露される 噴霧された区域、

家庭用および食事の近くで、

観察されたレベルは一般的に低い。

 

グリホサートが注目される理由

上記レポートを読んで

気になったのは以下の2つ。

 

・世界中で最も使用されている。

 

・グリホサートの農業利用は

遺伝子組み換え作物と関係が深い。

 

世界中で一番使用されているなら

その影響力も見逃せないところ。

 

グリホサートは

農業や健康面での

話題にはことかかない存在だ。

 

特に遺伝子組み換え作物

との関係は闇が深そう。

 

グリホサートを使うための

作物を開発しちゃうとか

 

グリホサートありきの農業を

推し進めるあたりは

違和感や嫌悪感を

感じる人も多いのでは?

 

遺伝子組み換え作物

健康面でも不安を感じるよね。

 

こんな形で

私たちの中に入ってくるとか

まじビビる。

 ↓

ワクチンから除草剤が検出されるという衝撃。

 

もうやだ、ほんとに。

どうなってんの世の中。

 

遺伝子組み換えではない」

と書いてあっても、

動物性の原料が使われていたら

意味ないよね!

 

マラチオン、ジアジノンについて

でもグリホサートだけじゃない。

 

他の農薬だって

発がん性以外にも

危険はいろいろありそう。

 

うつ病との関連

調べてみたらこんな記事もあった。

リン化アルミニウム、二臭化エチレン、2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸、ジエルドリン、ジアジノン、マラチオン、パラチオンにおいてうつ病との明らかな関連性。

 

マラチオンの毒性について

マラチオンは、

有機リン系の殺虫剤、

殺ダニ剤の一種で、

別名マラソンとも。

 

穀類、野菜、果実等などに

使われている。

 

ホームセンターとかで

気軽に買える。発がん性は2A。

(2Aは根拠の強さを表す *2 

住友化学園芸 マラソン 100ml 

グリホサートについて最近のニュース 

2017年 06月 27日付 ロイター

カリフォルニア州ではグリホサートを発がん性の物質リストに加えると発表した。

 

農薬は闇が深そうだし、

化学に疎い私には少々難解。

 

グリホサートの何が問題なのか、

もう少し調べてみるとしよう。

 

つづく。