グリホサート(3)発がん性だけに気をとられてはいけない
ここまでグリホサートについて自分なりに学んできて気付いたことは『身体に悪いかどうかという視点だけでは解決できないことのようだ』ということ。
以下のようなニュースを見ると、たしかに除草剤(グリホサート)自体の毒性が気になる。
しかし発がん性という視点だけに固定してしまうと、グリホサートという物質の本当の問題点を見失ってしまいそうだ。
発がん性だけが問題視されると「グリホサートの使用者でなければ、曝露量的にほとんど問題ない」とか、「遺伝子組み換え作物を食べなきゃいい」という着地点に落ち着いてしまいかねない点も危惧する。
これに関しては、直接使用していなくても、直接口にしていなくてもグリホサートは私たちの体内に入ってくる危険があることを知る必要がある。
それと、健康問題は農業の問題とつながっている認識も必要だろう。グリホサートが環境に及ぼす影響は、いずれ我々に跳ね返ってくるはずだ。というかもう跳ね返ってきているのだろうジワジワと。
土壌にこれだけの影響があるなら、私たちの健康に何も影響しないと考える方が困難だ。どう考えてもグリホサートってやばい気がする。
ラウンドアップ(グリホサートが有効成分)は安全性が高く環境にも優しい的な企業側の説明をはたして鵜呑みにしてよいものか?
腐海は現実にありえる話なんじゃないかと。
グリホサートに耐性のある遺伝子組み換え作物の次は、グリホサートに耐性のある人間が作られたらもう本当に狂気の沙汰だが、人間ってそういうところあるかもしれないよね。
兎にも角にも、母なる大地の環境は大事なのだ!
グリホサートのお勉強はまだまだつづく。