空飛ぶ船は癒し舟

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空船は肉体と魂を結ぶ癒し舟。自分らしい人生を送るために今日も空を翔る

グリホサート(13)~天然農薬VS人工農薬:グリホサートとフラノクマリンはどう違うんじゃ?

 さて前回のつづき。

 

グリホサートもフラノクマリンも、

どちらもシトクロムP450(酵素)を

阻害するって分かった。

 

フラノクマリンとグリホサートは

どう違うんだ?

探求してみよう!

 

前回の記事はこちら↓

 

 

ヲトナ電話相談室

「ハイこちら

ヲトナ電話相談ルームよ~ (⁎‾ ❥ ‾⁎)

 

こんなことから、あ~んなことまで

お答えするわ~♪カモ~ンヌ!」

 

『せんせー、

グリホサートとフラノクマリン

 

どちらもシトクロムP450を

阻害するらしいのですが、

なにが違うんですかー?』

 

「・・・・・・ただいま留守にしております

・・・ブチ!ツー、ツー、ツー」

 

『・・・Σ( ̄ロ ̄lll)・・・モスモス?

せんせ?』

 

 

 

(○`Д´)ヴォィ!

コラァァァ!!!!!

 

人工農薬と天然農薬

グリホサートとフラノクマリン

 

グリホサートが人工農薬なら、

フラノクマリンは天然農薬と言える。

 

人間は農薬をどんな目的で使うか?

 

害虫や病気から

農作物を守るときに使うよね。

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植物も同じようなことをしている。

 

植物は動けないから、

病気になったり、

虫に食べられちゃった時のために、

 

自分を守る方法の一つとして

毒物を作り出す能力がある

 

フラノクマリンもその一種。

だから天然の農薬って訳。

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 植物は病原菌の感染に対しては抗菌活性物質を,植食性動物に対しては忌避物質あるいは毒性化合物を蓄積することにより自らを守っているのである

続・生物工学基礎講座バイオよもやま話「天然物由来成分に騙されるな(天然物は本当に安全なの?)」より

 

グリホサートとフラノクマリンの毒性の違い 

グリホサートと

天然の農薬様物質である

フラノクマリンの違いは何だろう?

 

LD50(半数致死量)を目安に

毒性を比べてみよう。

 

ちなみに

LD50(Lethal Dose, 50%の略)は

 

「ある物質を

ある状態の動物に与えた場合

その半数が死に至る量」の意。

 

LD50の値が小さい方が毒性が高い。

 

LD50
農薬等の化学物質の急性毒性を示す値で、マウス、モルモット等の哺乳動物に対して経口又は経皮毒性試験を行い、100匹のうち50匹が死ぬ化学物質の量をいう。単位は動物体重当たりの化学物質量(mg/kg体重)で表す。

LD50とは - プラスチック処理用語 Weblio辞書より

 

グリホサートとフラノクマリンのLD50 (半数致死量)

調べてみたらこんな感じ。

 

グリホサートLD50 = 5,600mg / kg*1

ベルガモッチンLD50 = 980mg / kg*2

 

※いずれも、ラット(経口)の値。 

ベルガモッチン:主にグレープフルーツジュースに含まれる天然のフラノクマリン 

 

 

え?Σ(`Д´ )

マヂデスカ!?

 

 

なんとベルガモッチンの方が

値が小さい・・・。

 

ってことはベルガモッチンの方が

急性毒性がより強いってことだね。

 

なるほどなぁ、

 LD50による比較では、 

 

天然の農薬様物質である 

ベルガモッチン

(フラノクマリンの一種)

の方が毒性が強かった。

 

うーむ。

 

Σ(゚д゚;) ヌオォ!?

 

・・・まてよ。

よーく考えたら

 

急性毒性は

意味無くね?

 

いやだって、

グリホサートにしろ、

フラノクマリンにしろ、

 

日常生活の中で致死量を

一気飲みすることって

まずないじゃん!!!

 

ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

 

クッ、こんなことで

色めき立ってはいけない。


冷静さを取り戻すために、

他にも身近な物質の

LD50を挙げておこう。 

 

各物質における半数致死量 (LD50)

致死量 - Wikipediaより 

 

何でも一気に摂り過ぎれば

毒になるってこったね。

 

天然の農薬様物質(ベルガモッチン)を恐るるなかれ 

一応、柑橘類の名誉のために

言っておこう。

 

ベルガモッチン

(フラノクマリンの一種)

の毒性については

ビビる必要全然ない!

 

カフェインの方が毒性高いしね。

 

ベルガモッチンLD50 = 980mg / kg

カフェイン LD50 = 200mg/kg 

 

だから食べたり飲んだりしても安心。

毒にはならないよ。

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たとえば

グレープフルーツジュース250ml中、

 

ベルガモッチンが 1.2~4.2mg

含まれているというデータがある*3

 

ラットと人のLD50(半数致死量)が

同じと仮定して計算してみよう。

 

体重50kgのヒトだと

 

ベルガモッチンのLD50 )

980 mg / kg

× 50(kg)

= 49,000 mg

 

が半数致死量ってことになる。

 

グレープフルーツジュース

250mlを1杯とすると、

 

約40,833杯~11,667杯を

一気に飲まないと

ベルガモッチンの

半数致死量には至らない。

 

4万杯~1万杯以上って、

(ヾノ・∀・`)ナイナイ。

 

日常生活の中で、

フラノクマリンの含まれる柑橘類を

食べたり飲んだりしたところで、

 

急性毒性の心配などする必要は

まずないってことだよね。

 

ただし、

お薬を飲むときは気をつけよう!

理由は前回の記事参照

 

いやしかし、

この理論で言うと、

 

グリホサートは

もっと大丈夫ってことになるな。

 

そうじゃないんだよ!!

“(*`ε´*)ノ彡☆バンバン!!

 

 

毎日少しずつ摂取してたら

どうなるかって方が大事だよね。

 

よし!次は慢性毒性を調べるぞ!

 

 

「え?最初からそっちやれ!?」

 

「かわいがってあげるわ~

こっち来なさ~い♪」

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つづく