空飛ぶ船は癒し舟

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砂糖の有害性、業界団体が50年隠す?

砂糖の有害性、業界団体が50年隠す? 米研究者が調査:朝日新聞デジタル

利益のために消費者を騙すか…

さもありなん。

 

 

さて、闇に葬られた研究結果とは

一体どんなものだったのか?

今回発表された論文を見てみよう。 f:id:rising-dragon:20171123205757j:plain

それはこちら↓ 

Sugar industry sponsorship of germ-free rodent studies linking sucrose to hyperlipidemia and cancer: An historical analysis of internal documents

スクロース高脂血症および癌とを結びつける無菌げっ歯類研究の砂糖産業スポンサーシップ:内部文書の歴史的分析』(グーグル翻訳ママ)

 

こちらは上記論文を発表した米カリフォルニア大サンフランシスコ校のニュース↓

Sugar Industry Suppressed Evidence of Health Risks of Sucrose | UC San Francisco

『砂糖産業は、スクロースの健康リスクの証拠を抑制した』(グーグル翻訳ママ)

 

これらによると、

1965年、米国の砂糖研究財団は、ショ糖の消費量と血中脂質レベルの関連、また冠状動脈性心疾患(CHD)との関連をこっそり調べていたそうだよ。(プロジェクト259と呼ばれる動物研究に資金提供)

 

その後、プロジェクト259でショ糖が心臓病および膀胱癌と関連する可能性があるって分かったんだけど、

 

その結果を公表したりさらに精査することなく、研究を終わらせちゃったんだなぁ。

 

「もしもプロジェクト259の結果が公表されていたら、ショ糖は潜在的な発癌物質として精査されている可能性がある」と著者らが述べているように、

 

砂糖の摂取量と関連する健康問題も、少しは抑制できたかもしれないよね。

 

著者の一人であるStanton A. Glantz医学博士は、「このケースは、たばこ業界と同様に、砂糖産業は経済的利益を支持していない科学的結果を抑制する長い歴史を持っている」と言っている。

 

なるほど何となくは分かっていたけど、砂糖業界も闇が深そう。

 

今回発表された論文では、「スクロースおよびデンプンの血中脂質に対する差異作用における腸内微生物叢の影響、ならびにβグルクロニダーゼおよび癌活性に対する炭水化物品質の影響は、さらなる精査に値する」と述べられているから、私たち消費者も、今後の研究に注目したいね。

 

砂糖の取りすぎが良くないのであって、砂糖=悪ではないから冷静に判断しよう。

 

個人的には、腸内細菌様さまなので、砂糖と人工甘味料は両方控えめがよろしいかと。