欧米食と炎症反応
食生活と健康は切っても切れない関係である。
欧米食(高脂肪、高カロリー、砂糖が多い、繊維が少ない等)が私たちの体に強い炎症反応を引き起こすことがマウス実験で確認された*1。
この強い炎症反応はどれくらいかというと、有害な細菌に感染した後とよく似ているという。
私たちの免疫システムは、欧米食にも、細菌感染同様に反応してしまうようだ。つまり体にとっては異物扱いなんだろう。
この不健康な食生活によって起こる感染症にも似た炎症反応は、長期的には動脈硬化や糖尿病、さらには脳卒中や心臓発作など、欧米食の消費に関連する疾患の発症に関係している可能性があるという。
食事内容によっては、有害な細菌感染とほぼ同様の反応を私たちの免疫システムが起こしているんだね。
私も、たまにかゆみが起きたりするのは食事のせいじゃないかな~って思ったりしている。お菓子を食べすぎた後とか、小麦製品を食べ過ぎた後にかゆみが発生する気がするんだよね。そんな訳だから、この研究結果のように免疫反応が起きて体中で炎症が起きてるってのはなんか納得しちゃうな。兎にも角にも食生活は大事だな。
たまに欧米食も食べちゃうけど、基本は健康的な食事を心がけたいね。コツコツ努力していこう。
参考
さらに詳しい情報は以下をご覧ください。
*1:Western Diet Triggers NLRP3-Dependent Innate Immune Reprogramming; Cell 、11.1.2018、DOI:10.1016 / j.cell.2017.12.013