グリホサート(8)~なんでシキミ酸経路って名前だの?
う~んシキミ酸経路ねぇ。「シキミ酸」って看板についているから、やっぱりシキミ酸が関係あるんだろうねぇ。もしかしてシキミ酸作っちゃうとか?だからシキミ酸経路とか?
・・・と思いきや、ちょっと違ったんだなこれが。Σ( ̄ε ̄;|||・・・
それにしてもシキミ酸カイロって言っちゃうんだよね。
完全にクエン酸回路のせいだな。そんな訳で今回はシキミ酸経路を調べてみよう。
そんじゃ「シキミ酸」経由○○行きのバスに乗るザマス!
シキミ酸経路とは?
シキミ酸経路(シキミさんけいろ、英: shikimic acid pathway)は芳香族アミノ酸(チロシン、フェニルアラニンおよびトリプトファン)の生合成反応経路である。
間接的にフラボノイドやアルカロイド(モルヒネ(チロシン由来)、キニーネ(トリプトファン由来)等)などの生合成にも必要。
微生物や植物の大半は有しているが動物には見られない。
シキミ酸経由な点について
この経路は「シキミ酸」の看板がついているけど、「シキミ酸」はあくまで中継地点みたいなんだよなぁ。通り過ぎていっちゃってるじゃん。
なんでシキミ酸経路って名前なのか?
通り過ぎちゃうのに、なんで「シキミ酸経路」って名前にしたのかなぁ?
化学オンチである私の謎はムダに深まるばかり(-公- ;)ウーン。
そんな所まで調べていたら一生終わらねーよ!と思いつつも調べてしまう私(ノДT)アゥゥ
そしてこうなる。↓
・1950年代初頭、一連の実験により、シキミ酸が芳香族アミノ酸の形成において重要な役割を果たすことが示された。
・すべての芳香族化合物 - ベンゼン環の基本的要素は、シキミ酸経路を介して植物および微生物中に形成されるので、シキミ酸は、植物および微生物において極めて必須な化合物である[54-57]。
・シキミ酸経路(図2 )を通して芳香族環を形成する初期成分は、ペントースを介したグルコース酸化の中間生成物であるグルコースおよびエリスロース-4-リン酸( 2 )の解糖分解から生じるホスホエノールピルビン酸( 1 )リン酸経路。
それらの縮合はヘプタカルボン化合物、デオキシ - アラビノ - ヘプツロソネート7-リン酸( 3 )をもたらし、次いで環化を経て3-デヒドロキン酸( 4 )を生じる。
次の工程は、3-デヒドロキン酸が水を失い、3-デヒドロシキミ酸( 5 )に変換されることである。 オキシドレダクターゼ酵素のために、 5は経路の最も重要な中間体の1つであるシキミ酸( 6 )にさらに変換され、その結果、後者がその名を得た。
で、さらにこうなる。↓
だからつまりその~なんだ?あれかな?
アレがアレしてああなったみたな( ̄∇ ̄*)ゞウヘヘ。
生命活動にとってアミノ酸ってのは、絶対に欠かすことのできない素材なんだけど、そのアミノ酸の中でも、芳香族アミノ酸にはベンゼン環というパーツが含まれているのが特徴。
ベンゼン環って重要パーツの一つみたいだな。
んでもって、それを作るのにシキミ酸がとても重要な存在ってことで、シキミ酸経路って呼ばれるようになったみたいだな。
「シキミ酸:植物および微生物源からの分析、単離、および精製技術のレビュー 」を読んでみてそう思ったから、ここではそういうことにしておこう。
(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
こんなところでこんなに時間を取られている場合じゃないぞ!
グリホサートを理解するのにこんなに手間がかかってしまうとは!
一体どんだけブワカなんだ私は!
次回はもっとグリホサートに寄せていこう。
つづく